レクリエーションは介護職の仕事につきものです。しかし、レクに悩みを抱える介護職は少なくないようです。
人前で何かするのが恥ずかしいと思う人は、苦手意識を持つかもしれません。特に新人介護職の場合、盛り上げながら進行していくのは難しいですよね。これは、数をこなして慣れていくのが一番効果的です。盛り上げ上手な先輩のまねをしてもいいでしょう。大切なのは、盛り上げること自体よりも目的です。レクを行うことで利用者同士のコミュニケーションの場となったり、心や身体が適度に刺激されたり、さらには認知症の予防にもなります。しかし、何をするのか分かりやすくはっきり伝えることはとても大切です。初めの頃は、レクを1人でも楽しんでもらえればよい、という認識でいいでしょう。徐々に手拍子で活気をつけたり、「すごい!」「やった!」などの声かけでこちらの反応を見せることで、心に余裕ができてきて自分も楽しめるようになります。そうなると自然と盛り上げ上手になるでしょう。
もうひとつの悩みが、いつも同じようなレクになってきてマンネリ化してしまうこと。まずはネットを活用しましょう。人数にあったさまざまなレクが紹介されていて、とても参考になるはずです。レクを支援してくれるアプリもあるので、タブレットを活用してもいいかもしれません。利用者の感想を聞くことも、とても参考になります。難しいことを聞くのではなく、楽しかったかどうか、難しいところがあったかどうか、他にどんなことがしてみたいのかを聞いてみるといいでしょう。