介護職の給料は安いというイメージがある背景には、介護保険制度により介護報酬額も職員数も定められていることがあります。そのため、企業がどんなに努力したところで、一定のところから収入を増やすことが難しくなるといわれています。
今現在の介護職員のうち4割が非正規職員であり、非正規職員である場合には昇給が少なく給料は上がりづらい状況といえます。しかし、それでも介護職の場合は給料を自分の努力次第で上げていくことができるのです。まず資格を取ることは有効です。資格手当としてきちんと提示してくれている施設もあるので、確認してみましょう。介護職の場合、資格取得によるレベルアップが分かりやすくなっていて、初心者研修から徐々に段階を上げていくことが可能です。介護福祉士という国家資格が一番給料が高くなっています。
資格を取ることで、管理を目指すことも可能となります。介護長や施設長、管理者のような管理職に就くことでも給料はもちろん上がっていきます。夜勤手当というものもあるので、給料の低さが悩みである介護職が一番早く給料を上げられる方法は夜勤を増やすことかもしれません。ただ夜勤は体力を消耗するため、体力に自信がある人や夜型の人におすすめします。日勤しかない職場の場合には、夜勤のある施設への転職も検討してみてもいいかもしれません。転職すると給料アップにつながる場合もありますが、下調べなく急いでするのは危険ですよ。本当に給料を上げることが可能な施設なのか、しっかり検討する必要があります。